クブシミ、和名モンゴウイカはアオリイカ同様に沖縄でのエギングで釣れる人気ターゲットの1つです。

食べても美味しいクブシミは刺身や天ぷらなどの揚げ物料理はもちろんですが何といっても一匹のクブシミが墨袋の中に持っている墨の量がとても多く、又その大きさ故の肉厚さでイカ墨汁を作ると最高な一品を食べることが出来ます!

その大きさとは裏腹に大事なポイントさえ押さえれば案外簡単に見つけて釣る事ができるので狙って面白いターゲットになります。

今回は自分なりに習得したクブシミの釣り方を紹介したいと思います!

クブシミ釣りのポイント①

まず、クブシミを釣るにあたって重要になってくるのが”見て釣る事”です。

見えづらいと思いますが一番白く光っている真ん中上部の物体がクブシミです。

夜のエギングをするときに釣り場でヘッドライトを海面に当てるとアオリイカの警戒心が上がるため普通はライトをつけっぱなしにはしないと思います。

ですが、沖縄ではヘッドライトをつけっぱなしでポイントを歩き回る人を見た事のある人が一定数おり、そのほとんどがクブシミ狙いなのです。

クブシミは昼も釣れますがやはり夜の方が活性も高く動き回っているため見つけるのが容易になります。

そのため、クブシミを狙う場合はまずヘッドライトを準備して夜のエギングに出てみましょう!


クブシミ釣りのポイント②

次にエギの選定です。

クブシミは基本的にサイズがデカく、釣れるアベレージサイズが1〜3キロ程で大きいもので最大10キロ近くまで成長します。

1キロのクブシミでも十分にファイトを楽しめます。アオリイカ程のロケット噴射のような引きはないものの3キロを、超えてくるとフッキングの瞬間が根掛かりのようになるほどの重量感です。

そしてその重さと引きにより身切れやカンナが伸ばされ針外れによるバラシ、そして1番が横抱きが力強くフッキングが甘い事によって針掛かりしておらずにエギを離されてバラす事が多いです。

なので、しっかりと強いカンナを搭載している有名メーカーのエギを使用する事を強く推奨します!

ちなみに僕はキーストンさんのエギシャープシリーズや

ヤマシタさんのエギ王Kを愛用しております!有名メーカーさんの商品は各社エギの動きや特性にさまざまな特徴がありどれもオススメできるものばかりです。

是非自分のモチベーションを上げるエギを探し求めてみてください!

クブシミ釣りのポイント

ヘッドライトとタックルを用意したらポイントへ向かいます!

ポイント選びとしては水深が1〜4m程のテトラポッドが足場になっているところを選びます。

落下や落水には十分に気をつけてライフジャケット及び滑り止めの着いた靴を着用して行くようにしてください。


ポイントに着いたらテトラ沿いをライトで照らしながらクブシミを探すのですが、もし他に釣り人がいた場合はその人の周辺は絶対に照らさないように気をつけましょう。クブシミ以外をターゲットに釣りをしてる人からすればライトで対象魚が逃げたり警戒するためマナー違反、及びトラブルの素になります。

テトラ沿いの海面を照らして水中のテトラや根とイカを見分けるポイントなのですが、まずはイカの形をする物を探す事がポイントとなります。

その他のポイントとしてはライトの光の反射具合の違いになります。イカの方が光をより反射しているパターンが多いです。

そして、イカかな?と思う物体がある場合はその物体を注視してその物体がその場から少しでも動いた場合、イカだと思って大丈夫です!

イカを発見したらエギをイカの右もしくは左奥に投げてイカの横を近すぎず離れすぎずの距離で通過させるようシャクっていきます。

活性の高い個体ならすぐに近づいて行き一定の距離でエギを観察して来ます。

その場合はエギをボトムに着底させて糸を張りアタリを待ちます。

ほとんどのアタリは一定の距離からのイカパンチで、パンとラインが弾かれたりバチンと弾かれたりします。イカのサイズによりますが大きいイカ程強いパンチを打つのでアタリが大きいです。

他にもそのまま抱いてくるアタリはイカの重みで糸に張りを感じたり、中にはエギを抱いたまま走り糸を持って行くアタリを出す個体もいて様々です。

個人的には最初から最後までずっとライトをイカに当ててエギに近づいていく様子からイカパンチもしくは抱く瞬間まで目で見てその間に手元でアタリを感じてフッキングまで持っていけるととても面白いです!

ライトを照らした場合イカが逃げる場合と逃げない場合、そもそも活性が低くてエギに興味がない場合とがあるのですがその確率は全て半々です。

照らしながら釣れる個体(ほぼ小型の1〜2キロクラス)もいるし、照らさなかったら釣れてた個体(ほぼ大型)やお腹が空いておらず反応しない個体もいるので自己判断になります。

アタリがあった場合には強めにフッキングします。このフッキングが甘かった場合、クブシミのホールドする力が強いためほとんどの確率でバラシます。

しっかりとフッキングをしたらやり取りに移りますがクブシミはアオリイカと違い下に突っ込んで行き根に張り付いたりするので止めるところは止めて身切れに気をつけながら走らせるとこは走らせて釣りましょう。

最後に、浮かせることが出来た場合はまだ抵抗する可能性もあるので慌てず竿は立てないように横に向けながらタモもしくわギャフを用意して取り込んでいきますが取り込みの際に右か左にイカを寄せて一気に逆方向に竿を向けてイカを真横にすることでギャフ出かけるのも、頭からタモに入れることも容易になるので頭に入れておいてくださいね!

みなさんも是非沖縄でクブシミを釣って食べてみてください!

ちなみにこちらは現在自己記録の3240gのクブシミです。

来シーズンは5キロオーバーを釣りたいです!


投稿者 okinawanangler